伝説のフラメンコ・ギタリスト ニーニョ・ミゲル

N私も大ファンだったスペインのフラメンコ・ギタリスト<ニーニョ・ミゲル>が、5月23日、生まれ故郷ウエルバで、61歳で亡くなりました。

奇才と呼ばれ、フラメンコ・ギターに新風を吹き込んだ不出世のギタリストです。

1歳でギターを弾き始め、23歳で大手フィリップスから鮮烈なレコード・デビュー。

 

N.Miguel 2011

しかし、2年連続2枚のレコードを出しただけで、表舞台から消え、波乱の人生を送ったギタリストです。

2011年11月29日、セビリアの復帰コンサート(左はそのコンサートのDVDジャケット)ではとても元気そうだったのに !

合掌

 

 

 

 

 

 

下は、若きミゲル絶頂期の<代表作3曲の演奏>と、その後の波乱の物語です。

● Vals Flamenco (ワルツ・フラメンコ)& Buleria (ブレリア)
<ワルツ・フラメンコ>は、ミゲルが初めてワルツのリズムをフラメンコと融合させたオリジナリティに溢れる傑作です。 又、ミゲルのブレリアは、これぞ情熱のフラメンコと言える素晴らしさです ・・・ 2曲続けてお楽しみください!

●Brisas de Huelva  (ウエルバのそよ風)
生まれ故郷ウエルバをフラメンコのファンダンゴ(民族舞曲)で綴ったミゲルの代表作です。

●その後の波乱の物語です。

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残念ながら、ミゲルを詳しく紹介していたブログが終ってしまいましたので、ミゲルの生涯を要約いたします。

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1952年スペイン・ウエルバ生まれのヒターノ(ジプシー)です。

ギタリストの父が愛人と駆け落ちして生まれた子がミゲルで、父は、ミゲルが1歳頃からギターを教え、子供の時から親子で地元の酒場で流しのギターを弾き、日銭を稼いでいたそうです。

成長した若きミゲルは、へレスで開催されたギター・コンテストで優勝し、1975年・1976年に連続してフィリップ社からレコードが発売され、フラメンコ・ギターの若きスターとして脚光を浴びました。
この2枚のレコードを1枚に収録したCD <EL NINO MIGUEL/diferente(19曲)> が、今日、ミゲルのギターを楽しめる唯一のCDなのです。

残念なことに、その後、ミゲルは麻薬に溺れ、表舞台から姿を消してしまいましたが、彼のフラメンコ・ギタリスト(作曲&演奏)としての名声は衰えること無く、今日に至っています。

ミゲルの甥が、有名なフラメンコ・ギタリスト トマティートで、天才ギタリストとして名高いパコ・デ・ルシアでさえも、ミゲルから多大の影響を受け、<フラメンコの泉! 感動的なギタリスト!> と尊敬していたそうです。

その後、ミゲルは麻薬中毒の治療を受けて、かなり回復し、コンサート演奏に復帰し、2010年には、そのドキュメンタリー映画も発売されましたが、2013年5月、61歳で人生を終えました。

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彼の曲・演奏を聴く度に、本当に素晴らしい フラメンコ・ギタリスト だったと実感します!

 

 

 

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