投げキス<仕掛編・その2>

先に<仕掛編・その1>でもお話のように、私の仕掛は、適宜、傷んだエダ針さえ交換すれば終日は勿論、何回でも使える丈夫な仕掛で、一般の釣り人のノンビリ釣行、節約釣行に向いていると考えています。

<トーナメント>や<大会>で、1尾を競う<競技用細糸仕掛>ではありませんので、予めご了解ください。

●2本の異なるモトスの連結 :

IMGP2492RSSN私の仕掛は、<号数と性質が異なる2種類のモトス>と<エダ針>の3つの部品で構成され、<3つの部品>さえ持っていれば、釣り場でも簡単に仕掛の組み立てができるようにしています。

勿論、当日使用分の最低数の仕掛は、事前に<3つの部品>を組み立て、<仕掛巻>に巻いておきます。

 

私は、船のキス釣りも好きなのですが、船キス仕掛は2本針で、全長が60~150cmと短いのです。

この短い仕掛で、中型のキスが釣れ盛ることから、投げ釣りでも、エダ針が付いている部分のモトスさえ適正な号数なら、テンビンに近い部分のモトスが太目でも、キスの喰いに大差が無いと考えています。

従い、私の仕掛けは、テンビン側から1mのモトスは、カラミの防止と、仕掛を海底に安定させる目的で、重くて硬いフロロ・カーボン4号を使い、先端から1~1.5mのエダ針を付けるモトスには、軽くて張りの有るポリエステル2号(冬は1.5号)を連結し、全長が2~2.5mのハイブリッド・モトスにしています・・・私は、短か目の仕掛けが好きなので、最長でも2.5mとしています。

●2本のモトスの連結方法:

IMGP2504RSSN1mのフロロ・カーボン4号モトスには、片側に、テンビン連結用の<極小スナップ付きヨリ戻し>を結び、反対側には、モトス同志を連結するために、<8の字結び>で<輪>を作ります。

又、先端部のポリエステル2号(冬は1.5号)のモトスの両端にも<8の字結び>で<輪>を作り、片方の<輪>でフロロ・カーボン4号モトスと連結IMGP2528RSSNし、もう片方の<輪>にはエダ針を連結して先針としています。

 

 

 

 

●エダ針の付け方:

先端部のポリエステル2号(冬は1.5号)のモトスは、針数と間隔により、数種類を用意しますが、いずれも<8の字結び>の<小さな輪>を付けたエダ針を、モトスに簡単に取り付けができるようにしています。

房総半島のように、フグによるハリス切れの多い場所では、切れたエダ針だけを交換できる仕掛が便利で経済的です.

エダ針の交換で一般的なのは、モトス上に<チチ輪結び>で<チチ輪>を作り、エダ針の端に<8の字結び>で<小さな輪>を作って<チチ輪>と連結する方法ですが、この方法は、モトスが回転すると<チチ輪>も回転してしまい、エダ針とモトスが絡み易く、又、海中の小さなゴミが<チチ輪>に付着しやすい等の欠点があります。

IMGP2520RSSN

従い、私は、モトス上に<8の字結び>による<結びコブ>2個を、1.5~2cm離れた位置に連続して作り、この1.5~2cmの間のモトスに、エダ針の端に作った<小さな輪>で直接連結する方法を使っていますが、エダ針がモトスの周囲を360度回転して、エダ針とモトスが絡みにくくなり、海中のゴミの付着も少なく、見た目もスッキリとした仕掛になります。

尚、エダ針の連結部が、モトス上の<結びコブ>を乗り越えて、移動してしまう可能性がゼロとは言えませんが、私が長年使っていて、エダ針が<結びコブ>を乗り越えて移動してしまうのは、年に1回有るか無いかですので、心配は不要です ・・・ 万一、移動しても魚は逃げませんし、連結部を緩めて元の位置に戻せます。

IMGP2530RSSN尚、モトス上に<8の字結び>による<結びコブ>を作る時は、写真のように、ラインに<折り目>を付けてからラインを回して締めると、<折り目>の位置に結びコブを作れます。

 

 

 

●針数、針間隔 + 追加針1本 :

IMGP2525RSSNエダ針を付ける先端部のモトスの長さは、針数と針間隔により決まりますが、私は、テンビン側のフロロ・カーボン・モトスの先端付近に、好きな時に、1本のエダ針を追加できるようにしています。

例えば、3本針の仕掛で釣っていて、3尾パーフェクトが連続したような時、5本針、7本針の仕掛けにチェンジするか、そのまま続行するか迷う時があります。

迷った時のために、予め、1本のエダ針を追加できる<8の字結び>の2個の<結びコブ>をフロロ・カーボン・モトスの先端から10cmの位置に作っておくのです。

釣れ出した時、仕掛を変えずにエダ針を1本追加出来るのは、精神衛生上とても良いことです ・・・ 釣れ出したからと、一気に針数の多い仕掛にチェンジして、飛距離が落ちたり釣りのペースが狂って、かえって釣れなくなった苦い経験はありませんか(笑)。

尚、追加したエダ針の針間隔も他と同じにするため、エダ針のあるモトス側で、モトス連結部から一番近いエダ針までの長さを、針間隔より10cmだけ短くしておきます。

つまり、3本針で針間隔が40cmの仕掛けでは、先針から40cmの位置に2番目の針が、更に40cmの位置に3番目の針が付きますが、3番目の針からモトス連結部までを、10cm短い30cmとしておけば、4番目の針を追加すると、全ての針間隔が40cmの4本針仕掛けに早変わりするものです。

房総半島では、波の大きな外房では、カラミ防止と、活性の高いキスに2本の針を喰われないよう、針間隔が40cmの3~4本針が中心ですが、波の静かな内房では、針間隔が27~30cmの5~7本針を中心にしています。

いずれの仕掛けも、最上部に<精神衛生上良い>エダ針1本を追加できるようにしています(笑)。

●針とハリス:

<小さな針で大きな魚は釣れるが、大きな針で小さな魚は釣れない>の言葉が示すように、近年、<トーナメント>や<大会>を中心に、小さな針を使う傾向が強いのですが、私は、ピンギスを釣れにくくすることも考え、大き目の針を使っています。

◆秋田キツネ(及び同型針)5~6号

秋田キツネは、とにかく掛かりが良いので、波の小さな砂浜で、5本以上の多点針仕掛のサビキ釣りに愛用していますが、極小ピンギスが飲み込めないように、4号以下は使わないことにしています。

秋田袖(及び同型針)5~7号 湘南キス5~7号

2015年からは、昔、愛用していた 掛りが良くて頑丈な 湘南キス5~7号 に戻しています ・・・ 外房はフグが多いため、長軸の針の方が、ハリス切れが少ないためです。

サーファーがニコニコする、波の大きな外房の砂浜では、波口の大きな巻き返しでも魚が外れにくい秋田袖を愛用しています。

秋田袖5号を標準として、魚が大き目の時や、堤防や磯場で魚を垂直に引き上げる時は、軸がしっかりした6号(大型狙いなら7号)を使います。

尚、秋田袖は、キス競技用などのアブミ型(円形)に比べると、フトコロが1号分大きいので、比較時は注意が必要です ・・・ 例えば、秋田袖5号は、キス競技用6号と同じフトコロの大きさになります。

◆ハリス

ハリスは、船キスとも兼用で使えるように、フロロ・カーボン1号を使っていますが、7号以上の針は軸が太く重いので、フロロ・カーボン1.2号も併用しています。

●ハリス付きエダ針の作成 :

IMGP2534RSSN先ず、1本10秒以内で<スピード針むすび・細糸用又は標準用>で針を結びます。

1本を結び終えたら、そのまま、エダスの全長が4cm前後になるように<8の字結び>で<小さな輪>を作り、これが終わってから、ハリスをカットして、次の針結びに進みます。

 

最初にハリスを一定の長さに切り揃えてから、針結び/8の字結びをする方もいらっしゃいますが、長目のハリスにしておくためムダが多くなります ・・・ キス針は、50本、100本単位で結ぶことが多いので、ハリスのムダも減らしたいものです。

IMGP2541RSS必要な本数のエダ針が完成したら、両端に5mmの切れ目を入れた、名刺より小さ目の台紙に15本ずつ止め、針入れケースに収納します。

以前は、5mmのマス目が印刷された名刺大の厚紙カードが販売されていたのですが、近年は製造していないようです。

しかたなく、文具店で5mmのマス目が印刷されている<PROJECT PAPER>か<方眼紙>を買い、ノリで厚紙に貼り付けた後、カッターで名刺大に切って、針用の台紙としています・・・厚紙を名刺大にカットして、定規で5mm間隔に印をつけて、切れ目を入れても、多少不揃いになりますが使えます。

尚、エダスの全長が4cmになるように<8の字結び>で<小さな輪>を作るのは、指先とツマヨウジでも作れますが、肩と目が凝ります(笑)。

でも、ご安心を(笑)! どなたの家にもある小さな文房具で、簡単、綺麗に結べる方法が有りますので、後日、別ページ<8の字結びの作り方>でご紹介します。

●モトス、エダ針の収納方法:

IMGP2544RSS2本のモトス、エダ針などは、透明なビニール袋が付いた小型の仕掛入れに入れています。

モトスは、1本1本、丸めて収納し、エダ針は、15本の台紙をビニール袋に入れています。

 

 

●完成仕掛の収納方法 <スーパー仕掛巻・小型/中型>:

IMGP2551RSS上記の<3つの部品>を組み立てると、釣り場でも簡単に仕掛が完成しますが、当日使用分の最少の仕掛だけは、事前に組み立て、<スーパー仕掛巻>に巻き、2連結のプラスチック・ケースに入れています。

私は、サイド・ボックスのスペースを生かすべく、<スーパー仕掛巻・小型>を愛用していますが、初めての方は<中型>の方が扱いやすいかも知れません。

●<片側半遊動式テンビン>による、当たりを数えながらの数釣り :

IMGP2555RSSN昨年、8回の釣行 でもご紹介しましたが、<スーパーウイング2(遠投用はウイングをカット)>と<自作ステンレス・ワイヤー>を併用すると、<固定式テンビン>の針掛かりの良さと、<遊動式テンビン>の魚と直結した当たりの強さの、<良いところ取り>をした<片側半遊動式テンビン>の面白さを味わっていただけます。

 

IMGP2561RSSN近年、感度が良いと言われる<木オモリ(発泡オモリ)>とL字型テンビンの組み合わせは、L字型テンビンのアーム・クッションによる針掛かりの良さに、<木オモリ>の動きやすを加え、キスが針掛かりした後、キスの引きでテンビン・アームが開き、更に、オモリまでが引っ張られる動きを伝えるもので、<半遊動式テンビン>で、クッション・ゴム付きの仕掛けを使ったと同じような感覚になります。

IMGP2559RSSN従い、<木オモリ>は、大きなキスがテンビンをグイグイ引くのを楽しむには面白いのですが、中小型のキスでは、針掛かりする時の衝撃は、テンビン・アームのクッションで吸収されてしまい、針掛かりした後の引きも弱いので、巻き上げたら連で釣れていたことになりかねず、掛かりは良いが、個々の当たりは判りにくい<固定式テンビン>と似た結果になってしまいます。

一方、<片側半遊動式テンビン>は、上の<写真①②③>のように、テンビン・アームのクッションを生かしながら<ワイヤ―>が動くことで、キスが針掛かりをする直前までは、掛かりの良い<固定式テンビン>として動き、<ワイヤー>が伸び切った瞬間に、<半遊動式テンビン>の<直結状態>となって針掛かりすると同時に、強烈な当たりを竿に伝えるのです。

爆釣・数釣りは、20cm未満の中小型のキスが中心になりますが、中小型のキスが針掛かりする瞬間のシグナル(当たり)は、ガン、カンと竿を叩くような衝撃となり(20cm以上の大きなキスでは、ゴン! と心臓に悪いほどの衝撃になります・・・笑)、1尾1尾のキスが針掛かりする度に、この衝撃を感知できるのが<片側半遊動式テンビン>なのです。

針掛かりの瞬間を一尾一尾数えながら、針数一杯のキスを効率良く掛ける面白さは、別格です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

尚、<片側半遊動式テンビン>は、テンビン自体は、普通の遠投(超遠投)用<固定式L字型テンビン>ですので、連掛けが難しい状況や、時合いが来るのを待つ間など、少しでも遠投(超遠投)をしたいような時は、<スパーウイング2>と<ワイヤー>を取り外し空気抵抗を最小にすると、最強の遠投(超遠投)仕掛けに戻ります。

状況に応じて、目的を持った仕掛けに早変わりさせることができるのが、一番の特長と言えるかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と言うことで、<私の投げキス・仕掛編>は、一応、完結とさせていただきます・・・長々とご覧をいただきまして、ありがとうございます(笑)。

尚、<8の字結びの作り方>は、別途、ご紹介をさせていただきます。

This entry was posted in ファジーな爆釣祈願 (投げキス編), 詳細/スピード針むすび, 詳細/スーパーウイング, 詳細/スーパー仕掛巻. Bookmark the permalink.

Comments are closed.